京都嵐山温泉 渡月亭 公式ブログ 【RYOKAN】
京都嵐山の料亭旅館『渡月亭』の主人が、不定期に渡月亭はもちろんのこと京都・嵐山の情報を御贈りいたします。京都・嵐山観光やご宿泊、結婚披露宴などのお祝い事や、ご法事などのご会食に最適な料亭旅館 【KYOTO RYOKAN ONSEN】
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千日通夜祭 2008
全国にあまたある火を祭る愛宕神社の総本宮であります京都の愛宕神社

その愛宕神社は標高924メートルの愛宕山の頂上にございます。

その愛宕神社では、毎年7月31日に『千日通夜祭』(通称『千日詣り』)という年に一度の行事が行われます。

そんな地元の行事を楽しもうと!?2006年・渡月亭山岳部を結成し、2007年・お客さまと一緒に登ることができ、2008年・今年はお客さまのお申込みは無くスタッフだけで登りました。

今年はスタッフだけなので気軽に考えておりましたが、出発前に召集すると接客部から7名、調理部から6名、事務所からは営業課長と私でなんと総勢15名の大所帯!!!
なにやら遠足と化してしまいました!?

しかも今年の顔ぶれはバラエティーに富んでおり、年齢は10代~40代?、体重は40kg切るぐらいの人?~90kgをギリギリ切ったものまで、いろいろです。

とりあえず、ワイワイ言いながら22:30に弊亭を出発しました。
少し歩いた先から出ている臨時バスに乗り、愛宕山のふもと清滝まで7分ほどバスにゆられます。

3年連続で登るのは私1人ですが、2年連続で登るのは5人、1年飛ばしで2回目が1人、あとの8人は初登頂(←そんな大げさなものではありませんが・・・)。
そんな8人のうち3人は今年の春入社のスタッフです・・・若い・・・。

そんなこんなしているうちに終点に到着し、バスを降ります。
さあいよいよっという時なのに、毎年のことながら体力に不安を抱える私はドキドキしてしまいます。

そんな不安もそこそこに、バスを降りたところで人数点呼。
全員そろっているのを確認。
登らはる人、下らはる人の迷惑にならないようにできるだけ横に広がらず一列で登るように注意をし、下ってきはる人から『おのぼりやす』と声をかけて頂いたら、『おくだりやす』と返礼をするようにと伝えて、いざ出発!!!

停留所から、少し坂を下って朱塗りの橋を渡れば千日詣りのはじまりです。
時間は23時前。

とりあえず最初だけは、意気揚々と私が先頭を務め登り始めました!?
結構上ったかなぁ~と思っていると、横で『まだ15分しか経ってない・・・』との声っ!
そのあとも、『まだ20分しか経ってない・・・』の声。
もうすでに疲れはじめた体に響く、この現実に打ちのめされながら、登って行きます。

それからほどなく私、普段からお酒は飲まないのに足元はすっかり酔っぱらいの千鳥足!?
それでもゼイゼイいいいながら何とか先頭を守っておりましたが、しかし、というか、案の定・・・ヨレヨレと登る私にジレはじめた若者たちが、いつしか先頭に・・・。
先頭にいたと思ったら、タッタカタッタカ、私達を置き去りに登って行きます。

それでも何とか第2グループの先頭を守り、ヨレヨレ登り続けておりましたが、年上の営業課長に抜かれ徐々に遅れをとりはじめました。

私達が登るこの時間帯は、おそらく21時の神事を見て下ってきた方と、深夜2時の神事を目指し登る方で賑わう時間帯なのでしょう、登りも下りもたくさんの人で狭い山道の参道は人でいっぱいです!

下ってくるたくさんの方々から、『おのぼりやす』と、励ましの声と力を頂き、蚊の鳴くような声で『おくだりやす』と返礼し、ヨレヨレ登っておりました。

最初の小屋までは休憩はしないっ!と思ってはおりましたが、疲れか?酸欠か?なにやらフワフワしてきて、休憩をとることにしました。

それからも小屋や、少し広い場所で何度も休憩を取りながら、ちょろちょろ~ちょろちょろ~と登っておりました。
私、通算でいうなら10数回登っているのですが、記憶というものは曖昧だなぁ~と実感したのは、目印というか目標にしていた物への距離感が実際とは全然違っていたことでした。
また、以前とは体力も雲泥の差があるので、その感覚のズレもあるのでしょうが、もうすぐ小屋がある、もうすぐ夜景ポイントがある、次の小屋、ことごとく外れていました・・・。

なんども休憩を取りながら、登っているうち気が付くと、接客部の女の子達にも追いつかれておりました。
そのうち女の子達にも追い抜かれ、私を含む数人でシンガリを務めておりました。

また、しばらく登るうち、その中の1人が居ないことに気づき暫し、休憩。
はじめは、『途中で帰ったかなぁ~』などと冗談を言っておりましたが、あまりに来ないので、電話をするが電波が悪くてつながらず、メールをしても返事無し・・・。
心配をしておりましたが、私以上にヨレヨレと登ってくる見覚えのある姿が見え、安心!
話を聞くと、足が攣り、満足に登れないとのこと・・・。
しかし、せっかく来たのでがんばって登るとのこと。
しばし休憩し、出発。

その後ようやく夜景ポイントに到着!
夜景
↑肉眼ではとても美しい光景で、このポイントではいつも人だかりが出来ておりますが、写真となると・・・申し訳ないの一言です。

去年、一昨年と1人でお子さんを抱いて登られている『三歳詣り』のお母さんを数人お見受けしましたが、今年はお見受けせず、家族で登ってお父さんが背負っている姿を何度も見ました。

また、今年は何やら外人さんも多く、不思議な光景でもありました。

この後、目印にしていた杖を売る小屋に到着。
営業課長は、昨年ここで杖を買われ今年も使っておられるのですが、もうすぐお子さんが産まれることもあり、来年、もしくは再来年の『三歳詣り』の時用の奥さんの為にと、もう一本購入されました。
杖には干支の刻印が押してあり、毎年押して下さるとのこと。
もちろん課長も刻印を押して貰おうと、願い出ましたが・・・なっなんと刻印は登り口でしか押してもらえないようです!?
まったく気づきませんでした・・・。
涙をこらえる課長を励ましながら、登山は続きます!?
杖
↑課長の杖です。

そうこうするうち、最後の関門の石段の始まりを告げる門が目の前に・・・
門①
↑これまた、何の写真かわかりません・・・恐縮です。

苦しい石段を登り切ると、平らな境内が広がっております。
たくさんの人が休憩をしてはります。
以前はたくさんの屋台が出ておりましたが、そのゴミの後始末が問題となり、去年と今年は飲み物しか売っておりません。
さびしい・・・。

門②
↑境内の奥まで行くとまた石段があり、ここからさらに登りが少しあり、これを登り切ると、ようやく愛宕神社に到着です!

このあたりから、石段の両脇に提灯が並べてあるので、弊亭の提灯を探しキョロキョロしながら登ります。
ちょうちん
↑今年もありました!

最後の最後の石段も登り切り、昨年一年間お世話になったお札を返し、また一年間お守り頂けるようにお札を購入。
地方から出てきているスタッフの何人かは実家用に買って、送っているようです。

今日から一年間、お客さま・弊亭スタッフと建物を火の災害からお守り頂けるように、お願いをし、下山の途につきます。

15名で登った今年の千日詣り、1名は『明日朝食担当なので・・・』と一足先に下山。
また、1名は2時の神事を見てから帰るということで、13名で下山開始です。

調理部の2名は、競うように下り、我々はゆっくり。
次第に隊列がバラけはじめて来たので、私は先頭の2人に追い付こうとペースアップ。
登りは無理ですが、なぜか下りは軽快な私です!?

13名中の3番になってからは一人旅、まばらになった登山者に『おのぼりやす』と声をかけても無言ということもしばしば・・・。

それでも尚、一人旅をしていると下の方から、奇妙な鳴き声が聞こえはじめました。
いぶかしがりながら、下っていくと、どうやら三歳詣りにこられたご夫婦のお子さんの泣き声のよう。
さらに近づいていくと、ギブアップ寸前のお母さんと子供を背負い下るお父さんの姿が見えてきました。
・・・んっ何やら2人はもめているよう・・・。
子供はさらに泣き、暴れております。
気まずい雰囲気の中、横を通り過ぎて行きました・・・。

そのあと、なんだかさびしくなり、途中の小屋で誰か降りてこないかと待っていると、接客部の女の子がハイペースで下ってきました。
どうやら別の接客部の人を追いかけてやってきたとのこと。
でも、その人は抜いてきたはずやから、おかしいな?と思い2人でしゃべっていると他のメンバーも降りてきましたが、その人は見ていないとのこと。

『おかしいな』と言いながら、登山口まで下りていくとそこには、調理部の2名と探していた接客部の方の顔が、ありました!

おそらく小屋でウダウダしている時に抜かれたのでしょう・・・。
まったく気づきませんでした・・・。

しばらくして13名がそろったので、『明日朝仕事の人もいるし、帰りましょう』と促し、みんな重い腰を上げました。

タクシー待ちの列の後ろにつき、並んでいると程なくタクシーが来て3台に分乗して帰りました。

弊亭に帰り着いたのは3時頃だったでしょうか?
疲れはしましたが、全身から滴るほど汗をかくことは滅多にないので、とても清々しい気分でもありました。

一番先に下山した1名と、2時の神事を見てから下山してきた1名も翌日(当日ですかね?)、元気な顔で仕事に現れ、15名の無事を確認できました。

誰一人けがをする事無く、無事で本当に良かったです!

ちなみに・・・
お札・筒 お札
↑これが有名な愛宕神社のお札です!
今年は会社用と私個人用と合わせて12体購入しました!
『ヒノヨウジン』と読みます。

心臓破りの登りと、膝を破壊する下り、普段何の運動もしていない私にとっては修行のように感じられる1日でした。
破壊された左膝をさすりながらも来年は、是非また、お客さまと登りたいと願っている若主人でした!!!

2007年の千日詣りの様子

2007年千日詣りプランにお申込みを頂きました藤田さまのお言葉

2006年の千日詣りの様子

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