京都嵐山温泉 渡月亭 公式ブログ 【RYOKAN】
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嵐山の現状
先日、天龍寺さんのお手伝いといいましょうか?嵐山の中にある蔵王権現なる祠(???失礼があったらお許し下さい)のお掃除に行って参りました。

その昔、嵐山は天龍寺さんが管理をしておられたそうで、その頃は山にも人の手が入りバランスの調和が保たれていたそうですが、後に嵐山は国有林となり入山禁止になってしまいました。
※嵐山とは地名だけではなく、実際の山も存在しております。

このお掃除の時など、特別に許可を頂いた時にだけ入ることができ、私も初めて入山させて頂きました。

山道をしばらく進み、険しい坂を登って行きますと、そこには・・・
蔵王権現
↑これが蔵王権現です。
お掃除はあらかたお坊さんたちが済まされ、私たちはほんとにお手伝い程度でした・・・。



お掃除が済んだ後は、大学の先生方をむかえて嵐山の現状を伺いながら、嵐山の中をウロウロ。
まずは蔵王権現の少し上に向います。
ヘキサチューブ① ヘキサチューブ②
↑ここは何年か前に桜を植樹した所だそうです。
その当時は、苗木を守るのにヘキサチューブなる半透明の白っぽい代物が良いとされていたようです。
立地に桜が合わなかったのもあるのでしょうが、このありさまです。
おそらく鹿の食害にもあっているのでしょう。
1・2本だけは大きく育っておりました。
先生方がおっしゃるには、見るだけの山では無く、見て美しく、入って楽しめる山にするのなら、あえてこういうところには木を植えないで、また育ちすぎた木々を間引きし、山から大堰川を楽しめるポイントにする手もある。とのアドバイスを伺い、なるほど!っと頷きまくっておりました!?



そしてまた別の場所へ。
砂防ダム?
↑砂防ダムでしょうか?
昔から嵐山は崩れやすい山で、記録にも残っているようです。その為、このような対策が取られているようなのですが、そのダムの中に木が凛と育ってしまっております。
これではいざ土砂が滑り落ちてきた時には、これらの木々もなぎ倒し山裾の被害が大きくなってしまいます。
ちなみに私、小さい頃には松尾のあたりから山に入り嵐山モンキーパークにたどり着き、さらにこの辺もウロチョロしていたように思います。
もう時効と思い告白しました!?



そしてさらに進みます。
以前
↑写真ではわかりにくいのですが絶壁です。
右の立派な木の裾に見えている緑のネット(名前は失念してしまいました)も昔は崩落防止に効果的とされていた工法だそうです。

現在
↑しかし現在は崩落の防止と木々の育成には、この方が良いと写真の様に変わってきているのと事でした。



さらにさらに進みまして、
鹿よけ柵外
↑写真をご覧頂ければ一目瞭然ですが、下草が全くと言っていいほどありません。
これは、木々の間引きをしないことにより地表に日光があたらず育たないのと、育っても鹿などの食害にあい、鹿が好まない草しか見ることが出来ないのです。

鹿よけ柵内
↑こちらは防御柵を張り、木々も間引きをして日光が当たるようにした場所です。
ご覧のようにこれだけ違います。
斜面の保持も考慮に入れながら、常緑樹を中心に間引きをされているのですが、この中に調査区画として2メートル×2メートルの区画を2つ並べて作ってあり、1つの区画には約50種の植物が確認され、その横の区画にも同じように約50種、それも隣の区画とは違う種類の植物が多く育っているとのことでした。
2メートル×2メートルの2区画だけで約100種もの植物が確認され、嵐山の植物の多様性を実感しました。
適度に間引くことにより、木の根で斜面の保持をし、地表は下草やコケなどで覆い、落石などを防止できるのだそうです。



またまた移動です。
眺望ポイント
↑ここは自然と開けていてこのような素晴らしい眺望が望めます。
でも携帯の写真では10分の1も伝わらないです・・・残念。


最後に、
赤松
↑全く捉えられていなくて残念なのですが、このあかりの向こうに立派な赤松がそびえております。
少し前の松枯れの大発生時に多くの松が被害に遭い、松自体が見られなくなってしまった嵐山ですが、この赤松は『松食い虫』に強い遺伝子を持っているようで先生方も研究をされているとか!?
頑張れ赤松!



今回は地元民に嵐山の現状を知って欲しいとのことで、先生方の協力のもとご案内とご説明を頂き、本当に勉強になりました。
また、考えることもたくさんありました。

また次回は、年明けに行われ、今度はナラ枯れと鹿の食害を中心にレクチャーを頂けるとのことです。
もちろん参加させて頂くつもりでおります!



当たり前ではなく、守らなければ保つことの出来ないこと、この日まで『山を守る=木を切らないこと』と思い込んでいたことが違うと知らされ、多くのことを教えて頂いた一日でした。

私も徐々に数年前から、美しいこの嵐山を守る為に少しでも何か出来ればと考えるようになってきており、心も体もきたるべき時にそなえ準備を重ねております。

いろいろ同時進行で色々なことに関わり始めているので、ときどき頭がこんがらがる若主人でした。

※予備知識なく、専門的なお話を伺って書いておりますので、間違った表現があるかもしれませんが、それは私の間違いであって先生方の間違いではありませんので・・・念の為・・・。
間違っている所は、ご指摘頂けると勉強になりますので、(やさしく?)ご指導頂けると助かります。

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